西洋哲学

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ヘーゲル「精神現象学 序論」

精神現象学について 精神現象学は名前がとても興味深いと思います。精神は現象ということなのか、精神の現象の解説なのか、気になります。ヘーゲルは精神的なもののみが現実的と言っています。つまりすべての現実的なものは、精神的なものと考えているよう...
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マキアヴェリ「政略論」第一巻

政略論について  政略論には、古代ローマなどを例に挙げながら、君主がとるべき行動や国家を維持する方法などが書かれています。マキアヴェリは風習、名誉などに囚われることなく、国家、権力、生命を維持する方法について書いているので、一貫性があって...
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カント「判断力批判」(上)第二章 崇高の分析論

崇高とは カントによると、崇高は絶対的に大であるものと定義されるそうです。 認識は必ず快の感情が結びついてるそうです。快の感情には以下の物があるそうです。       ┌快適・・・「分量」 快の感情 ─┌美・・・「性質」   ...
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「知性について」-「知性について」の一編

内容 ショーペンハウエルによって書かれたこの一篇は、哲学の方法、時間、天才などについて書かれています。この一編は、カントの「純粋理性批判」を基礎としているそうなので、そちらを読むと理解が深まるかもしれません。 知性とは 知性とは、...
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ニーチェ「喜ばしき知恵」

「喜ばしき知恵」について ニーチェの「喜ばしき知恵」は「ツァラトゥストラはこう言った」と「善悪の彼岸」に近い時期に書かれた書物です。内容的に似た箇所もあり、それぞれの書物を理解するのにお互いに役に立つかもしれません。またニーチェのもっとも...
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ニーチェ「道徳の系譜」

「道徳の系譜」の構成 「道徳の系譜」は、一.「善と悪」・「よいとわるい」、二.「負い目」・「良心の疚(やま)しさ」・その他、三.禁欲主義的理想は何を意味するか、の3つの論文から構成されています。「道徳の系譜」の扉裏によると、「道徳の系譜」...
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ニーチェ「この人を見よ」

本の題名 この本はニーチェ自身とニーチェの著書について書かれた本です。解説によると、「この人を見よ」はヨハネ伝第19章5節にある言葉で、捕らわれたキリストを指すそうです。 健康とは  ニーチェは根が健康だから自分で再度健康にしたそうで...
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カント「判断力批判」(上)第一章 美の分析論

趣味とは  カント「判断力批判」(上)の第一章 美の分析力は趣味判断について書かれています。ここでは美とは何かについて書かれているので、カントの著書の中では人々に一番関心を持たれる話題だと思います。カントは次のように趣味を定義しています。...
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マキアヴェリ「君主論」について

マキアヴェリとは  マキアヴェリはルネサンス期のイタリアの思想家です。国家の利益のためならどんな手段も許されるとか権謀術数主義などのマキアヴェリズムで有名です。「君主論」はフィレンツェの支配者の一人ロレンツォ・デ・メディチに献呈しようとし...
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「心の平静について」-「人生の短さについて」の一編

「心の平静について」のあらすじ これは師匠の命令に従って国政に参加しようと決心したセレヌスが平静を得る方法をセネカに教えてもらう話です。セネカはローマ帝国初期の哲学者でローマ皇帝ネロの家庭教師でした。セネカの話すことの根底にあるのは魂の不...